ちょっと今日は休憩で、タイ語の看板や張り紙を紹介したいと思います。
ある施設のトイレに行くと、こういう紙が貼ってありました。
一体どういう意味なんでしょうか。
タイ語の張り紙この意味は?
とある施設のトイレに入ったら、閉まっている個室のドアにこういう張り紙がありました。
タイ語で
と書かれています。
ำ の○がやたら大きいフォントですね。
ชำรุด(chamrút)破壊された/壊れている
という意味なので、この場合だと「トイレ故障中」つまり「使用不可」ということになります。
ちなみにタイの公衆トイレで便器の蓋が閉まっている場合は「故障中」または流れない、詰まっているなど何かしらの問題があるケースが多いです。
蓋をしている=問題あり、ということですね。
閉まっている時は開けるのが怖い(笑)、というか開けずに他を当たります。
逆に言えば、通常は(何事も問題がなければ)便器の蓋は開けておくのが当たり前と言えます。
次に入る方のためにも閉めない方がいいですね。
タイ語で「故障」は何と言う?
「トイレ故障中」は必ずしも ห้องน้ำชำรุด と書かれているわけではありません。
では、他の「故障」の言い方を挙げてみます。
物が壊れた時に使うเสีย(sĭa)
口語で「故障」「壊れる」と言う意味でよく使う単語は、
เสีย(sĭa)でしょうか。
「壊れる」「損なった」「使えなくなった」「(食品が)腐った」などの意味で使います。
「悲しい」という意味の เสียใจ(sĭa jai)でも使う เสีย だね。
この เสีย(sĭa)は結構色んな使い方ができます。
เสีย(sĭa)の他の使い方
เสีย(sĭa)は色んな使い道があります。
日本語と同じように「お腹を壊す(下痢)」という意味で ท้องเสีย(thɔ́ɔŋsĭa)とも言います。
また、
เสียเงิน(sĭa ŋən)お金を(無駄に)使う
という使い方もあります。
「税金を払う」という意味で เสียภาษี(sĭa phaasĭi)とも使うので、「払わないといけない」「お金が(使って)消える」という意味が混ざったような印象があります。
他にも、
という意味で使われます。
เสีย(sĭa)損、หาย(hǎai)失 と考えると分かりやすいですね。
มีอะไรเสียหายไหม?
(mii arai sĭa hǎai mǎi)
と聞かれれば、「何か損失/損害はあったか」という質問になります。
เสียแล้ว(lɛ́ɛw)と過去形(または過去完了形)で使うことも多く、人が亡くなったことも เสียแล้ว(sĭa lɛ́ɛw)と言うことがあります。
「壊れる」のタイ語その他
「壊れる」というタイ語はまだまだあります。
เสีย(sĭa)以外で口語でよく使うのが、
พัง(phaŋ)
この2つの違いは、แตก(tɛ̀ɛk)は物理的に「壊れる/割れる」、พัง(phaŋ) は「バラバラになる/崩壊する」と言った意味合いがあります。
対しては、 เสีย は「使えない状態になる」という意味がより感じられます。
แก้วแตก(kɛ̂ɛwtɛ̀ɛk)ガラスが割れる
เก้าอี้พังแล้ว(kâawîi phaŋ lɛ́ɛw) イスが壊れた
となります。
เก้าอี้เสียแล้ว(kâawîi sĭa lɛ́ɛw)だと、「イスがもう古くて使い物にならない/座れない」という印象が強くなります。
ห้องน้ำแตก(hɔ̂ɔŋnáam tɛ̀ɛk)だと、トイレが物理的に壊れていることを伝える感じになるので、「使用不可」というニュアンスが薄いような気がします。
また、これらの単語だけでは受動態になるので、誰かが「壊す」という意味で使う時は単語の前にทำ(tam)を付けて
誰が壊したの?
壊さないで
ทำบ้านพังแล้ว(bâan tham phaŋ lɛ́ɛw)家を(誰かが意図的に)壊した
トイレのドアの張り紙の意味は?看板で覚えるタイ語 まとめ
張り紙から話しがそれていきましたが、街にある看板や張り紙シリーズは今後もやっていきたいなと思います。
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