日本にも漢数字があるように、タイ語にもタイ数字があります。
公的な書類には必ずと言っていいほどタイ数字で書かれているので、覚えておくといいですよ。
タイ数字の1~10
タイ数字の1~10は下のようになります。
1 | ๑ |
2 | ๒ |
3 | ๓ |
4 | ๔ |
5 | ๕ |
6 | ๖ |
7 | ๗ |
8 | ๘ |
9 | ๙ |
10 | ๑๐ |
○から書き始めてひと筆で書けるようになっています。
ところで、๗ と ๘、何かに似てませんか?
発音記号の ไม้ตรี(máai trii) ๊ と、短母音の時に子音の上に付ける ็ です。
![](https://thaigorian.com/wp-content/uploads/2019/11/gorian.png)
โต๊ะ(tó)の上に付いている声調記号と、เด็ก(dèk)の上についている短母音の記号だね!
タイ数字の6 ๗ と7 ๘ はこれらを、ちょっとえ縦長にしただけですね。
ここまで来ると、もう他の形を考え付かなかったんでしょうか(笑)
3 ๓ と9 ๙ は、こうやって見ると違いますが、手書きだと似たように見えます。
大きな違いは、3 ๓ はアラビア数字の3を横にした状態に似ていて、9 ๙ は英語の小文字 n を筆記体でかなり斜めにした感じです。
前国王ラマ9世が崩御された時にこの ๙ の文字が書かれたTシャツが大流行しました。
ラマ9世の9 ๙ ですね。
タイ文字で10以上の数字の表し方
タイ文字の数字は1~9までしかないので、それらを組み合わせるだけです。
๑๑、๑๒、๑๓、、、という要領ですね。
さらに3桁、4桁となっても同じように横に並べるだけです。
今年は仏歴2563年なので、タイ文字で表すと、พ.ศ. ๒๕๖๓ となります。
※พ.ศ. は พุทธศักราช の略です。
>>タイ語の長い単語をイニシャルで省略する方法と読み方
タイ数字で書かれた入場料
タイの国立公園や美術館などは、タイ数字で入場料が書かれていることが多いです。
時には下のように両方で書かれていることもあります。
![](https://thaigorian.com/wp-content/uploads/2020/01/tairyoukin.jpg)
左はアラビア数字で、右側はタイ文字で書かれていますね。
でも良く見ると左側は
Child 50 baht (under 135cm)
右側のタイ語の方は、
บัตรเด็ก (ความสูงไม่เกิน 135 ซม) ๑๐
บัตรนิสิต (ในเครื่องแบบ) ๓๐
お気付きですか。
左の英語表記と右のタイ語表記とで料金が違います。
タイ語の方の内容は、
大人入場券 50バーツ
บัตรเด็ก (ความสูงไม่เกิน 135 ซม) ๑๐ บาท
子供入場券(身長135cm以下 ) 10バーツ
บัตรนิสิต (ในเครื่องแบบ) ๓๐ บาท
学生入場券(制服着用) 30バーツ
บัตร(bàt)入場券、カード
ผู้ใหญ่(phûuyài)大人
เด็ก(dèk)子供
ความสูง(khuwaam sǔuŋ)身長
ไม่เกิน(mâi kəən)~を超えない
ซม(cm)センチメートル
นิสิต(nísìt)学生
ใน(nai)~の中で
เครื่องแบบ(khrʉ̂aŋ bèep)制服
この看板、実はどこにも「タイ人料金」とも「外国人料金」とも書かれていません。
が、タイ人向けの入場料という暗黙の了解ですね。
タイ数字のみで書くというのは良いアイディアだなと思いました。
タイ数字を読めるタイ人はタイ料金を払い、タイ語が読めない外国人はタイ人と価格が違うことも外国人料金が設定されていることすら気付きません。
よって、誰も悪い気にはならないわけです。
身長はアラビア数字で書いてあるのに料金はタイ数字というのもなかなか策士だなと思いました。
と、タイ語の解説をしているこの場で言うのも変ですね。もう読めちゃうし。
(どっちにしろ最近はSNSの普及でバレバレかも知れませんね。)
タイ語の数字1から10と使い方 間違えやすい文字にご注意
タイ語が読めない頃はそれが数字だったことさえ気付かなかったので、読めると本当に世界が広がります。
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