タイ語でゾウの歌を覚えよう 歌詞付き動画と和訳 初心者さん向け

タイにも、日本の童謡のような、子供の頃にみんなが覚える歌があります。

今日はそのうちのひとつ、「象の歌」をご紹介します。

タイ語を覚える初心者さんにちょうどいい難易度なので、歌詞と和訳と、タイの国と象の関係について書きました。

タイの童謡 ゾウの歌

タイで育った人なら恐らく誰もが知っているであろう、日本でいう「ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね」的な歌と、歌詞のタイ語をご紹介します。

เพลงช้าง
phleeŋ cháaŋ
ゾウの歌

そのままのタイトルですね。

ちなみに「歌を歌う」はタイ語で ร้องเพลง(rɔ́ɔŋ phleeŋ)

ร้อง(rɔ́ɔŋ)歌う、泣く、鳴く
เพลง(phleeŋ)歌、曲

歌詞は動画にも出ていますが、この下に歌詞の訳を書きました。

เพลงช้าง ช้างๆๆ น้องเคยเห็นช้างหรือเปล่า by KidsOnCloud

象の歌の歌詞と意味

เพลงช้าง(phleeŋ cháaŋ)
ゾウの歌 歌詞

ช้าง ช้าง ช้าง
cháaŋ cháaŋ cháaŋ
ゾウさん ゾウさん ゾウさん
น้อง เคย เห็น ช้าง หรือ เปล่า
nɔ́ɔŋ khəəi hěn cháaŋ rʉ̌ʉ plào
君はゾウさんを見たことある?
ช้าง มัน ตัว โต ไม่ เบา
cháaŋ man tua too mâi bao
ゾウさんは大きくて重いんだ
จมูก ยาว ยวย เรียก ว่า งวง
jamùuk yaao yaao rîak wâa ŋuaŋ
長~いお鼻は ”グアン” って呼ぶんだよ
มี เขี้ยว ใต้ งวง เรียก ว่า งา
mii khîao tâi ŋuaŋ rîak wâa ŋaa
”グアン” の下にある牙は ”ンガー” って呼ぶんだ
ม่ หู มี ตา หาง ยาว
mii hǔu mii taa hǎaŋ yaao
耳と目と、長い尻尾もあるよ

ちょっと私の意訳も入っていますが、とても簡単なタイ語でできています。

順番に見てみましょう。

น้อง เคย เห็น ช้าง หรือ เปล่า
nɔ́ɔŋ khəəi hěn cháaŋ rʉ̌ʉ plào
君はゾウさんを見たことある?

น้อง(nɔ́ɔŋ)年下の、幼い(子供や年下の人を呼ぶときによく使われる呼び方です。)
เคย(khəəi)~したことある
หรือเปล่า(rʉ̌ʉ plào)~したか否か

ช้าง มัน ตัว โต ไม่ เบา
cháaŋ man tua too mâi bao
ゾウの体は大きくて重い

มัน(man)それ(英語の関係代名詞 it のような使い方をします。)
ตัว(tua)身体
โต(too)大きい、成長した
เบา(bao)軽い、ソフト

ไม่เบา(mâi bao)=「軽くない」なので「重い」と訳しました。
ちなみに、「重い」という単語は หนัก(nàk)です。

จมูก ยาว ยวย เรียก ว่า งวง
jamùuk yaao yaao rîak wâa ŋuaŋ
お鼻はとても長い ”グアン”と呼ぶ

ยาวยวย(yaao yaao)
「長い長い」って2回繰り返してるんです。

タイ人はよく、「とても~」と言う時に形容詞を2回繰り返すよ。

เล็กเล็ก(lék lék)小さい小さい=とても小さい
ร้อนร้อน(rɔ́ɔn rɔ́ɔn)熱い熱い=とても熱い

などですね。

象の鼻は จมูก(jamùuk)じゃなくて งวง(ŋuaŋ)って呼ぶんだね!

เรียก(rîak)呼ぶ
誰かを呼ぶ、という意味でも使いますし、何かの名称を言う時にも使います。
เรียก ว่า~(rîak wâa)~と呼ぶ
>>ว่าを使った表現

มี เขี้ยว ใต้ งวง เรียก ว่า งา
mii khîao tâi ŋuaŋ rîak wâa ŋaa
グアン の下にある牙は ”ンガー” と呼ぶ

เขี้ยว(khîao)も「牙」という意味ですが、象の牙は งา(ŋaa)と呼びます。

งา(ŋaa)は「胡麻」という意味もあるよ。

タイの国と象の関係

タイと言えば象。

タイの国を象徴する動物ですね。

タイは昔から、ゾウと共に発展してきました。

古くは王室や軍、民間の間で運搬係や重労働で使われたり、現代では観光者向けにゾウ乗りのアクティビティーが人気です。

最近はゾウ乗りに反対する人たちも増えたので、鎖に繋がれず、誰も乗せず、自由に生活するゾウと触れ合う、といったツアーもあります。

一昔前、15年~20年くらい前かな?まではバンコクでも象が歩いていたんだよ。

えー!もしかして野生の象もいる?

今でも山の奥地に行けば野生の象はいるよ。数はかなり減ってるから滅多に遭遇しないだろうけど。

もちろん人が住んでいるエリアでは殆どが飼い主のいる象だと思います。

殆どが観光客向けですね。

また、昔から仏教とも関わりが深いようで、お寺にも象をモチーフにした像が祀られているのを見ることがあります。

タイは仏教の国だけど、ヒンドゥー教の神様であるガネーシャも人気だね。

タイのお土産にゾウをモチーフにした物が多いのも、そういった背景もあるんだね!

タイの国土が象の形に似ているのもあって、タイ国民にとって象は身近で特別な存在なのでしょう。

タイ語でゾウの歌を覚えよう 歌詞付き動画と和訳 まとめ

本当に誰もが知っている歌なので、タイの子供たちと接する機会があると歌ってみるといいですね。

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