まだまだありますタイ語の特別ルール。
今回は「末子音を省略するパターン」です。
タイ語の特別ルール一覧はこちら
>>タイ語の読み方 特別ルールとスペルの例外単語を集めました
末子音と頭子音が同じ音の場合に省略できる特別ルール
子音を省略するって、タイトルだけでは意味が分からないと思いますので、
まず、次の単語を見てみましょう。
「発展する」という意味です。
これまでのルールで読むと、พัฒ(pát)と นา(naa)の2つの音節で pátnaa となりますね。
が、正解は、
と読みます。
こう読むなら、通常のルールで言えば、พัฒฒนา(または พัดฒนา)と綴るべきですよね。
でも、末子音と頭子音で同じ音が続いた場合、最初の音節の末子音が省略さるという特例があるんですね。
พัฒ/ฒนา
最初の音節 พัฒ の末子音 ฒ と、次の音節 ฒนา の頭子音 ฒ を1つにまとめて พัฒนา と綴るということです。
末子音と頭子音が同じ音の場合に省略できる特別ルール2
子音が省略されるケース、もう1つ例を挙げてみます。
次の単語を見てみましょう。
これも代表的な単語ですね。
「普通」「通常」という意味です。
まず、รรม で am と読む特例(>>タイ語の読み方 รรと続いた単語の特別ルール)があるので、
ธรรม/ดา(tam daa)と読みたいところですが、実は ธรรม/มดา(tam/madaa)で、ม が1つ省略されてるんですね。
なので答えは、
となります。
末子音を省略した単語例と声調
子音を省略するケースの、単語をいくつか集めてみました。
กิจกรรม | kìtjakam | 行事活動 |
กรรมการ | kammakaan | 委員/審査員 |
ธรรมชาติ | thammachâat | 自然 |
วิทยา | wítthayaa | 科学 |
ยุติธรรม | yúttìtam | 公平な |
รัฐบาล | rátthabaan | 政府 |
ศาสนา | sàatsanǎa | 宗教 |
子音を省略した場合の声調について
声調は本来のスペルに準じるのですが、例として、
ศาสนา sàatsanǎa
が分かりやすいですね。
末子音がない状態で ศา なら声調は上音の sǎa となりますが、見えない末子音があるので ศาส sàat となります。
よって、ศาส‐สะนา = sàatsanǎa となります。
末子音と頭子音が同じ音の場合に省略できる特別ルール まとめ
私もなんとなく読んでいたんですが、ルールを知ると面白いですね。
実際は普段、読む時に1つずつルールを思い出すわけではないので、やはり単語で覚えてることが多いんだと思います。
コメント