タイ語の読み方 特別ルールとスペルの例外単語を集めました

タイ語の読み方、文字のスペルは、基本ルールが複雑なだけでなく、特別ルールや例外が多く存在します。

今回は、基本の読み方と声調をマスターした人向けの、特別ルールをまとめてご紹介します。

基本がまだの方はこちらから
>>タイ語の読み方と発音 タイ語の基礎から覚えよう
>>タイ語の読み方 声調記号と声調ルールを覚えよう 徹底解説版

タイ語の読み方の特別ルールとは

タイ語の基本的な読み方と声調をマスターしたら、薄々勘付いてくると思いますが、実は特別ルールのある単語がかなりあります。

ルール分けできるものと、特別ルール内での例外単語、さらにルール完全無視の例外など、後から後からちょろちょろ出てきます。

そうなると、もう単語ごと読み方を覚えてしまう方がいいんですが、一応それなりのルールがあるものをまとめてみました。

タイ語の二重子音とは

タイ語は、「子音+母音」で単語が成り立っていますが、中には「子音子音+母音」という構成で成り立つ単語があります。

例えば英語の trap や clip のような要領ですね。

2つの子音の間には、見た目にも読み方にも母音が入らないので、場合によっては1つの子音に聞こえるぐらいです。

二重子音になれるセットは決まっているので、これを覚えていないと例外に進めません。
まずは二重子音のルールを覚えておきましょう。

>>タイ語の二重子音の発音と声調ルール 例えばどんな単語がある?

タイ語の例外 二重子音に見えてะが付く読み方

二重子音のルールと声調を覚えたところで、次は、目に見えない母音があるパターンです。

二重子音と同じく「子音子音+母音」という並びなので二重子音に見えるけど実は違う、というルールです。

例えば ตลาดสบู่ など一見二重子音に見えますが、子音と子音の間に母音の(a)を入れて読みます。

詳しい読み方や声調ルールはこちら
>>もう1つの二重子音 母音を発音する子音の並びと声調ルール

タイ語の例外 二重子音に見えてอが付く読み方

先ほどのルールを書いてから、実はもう1つの母音パターンがあることに気付きました。

やれやれ、ですが、また同じ「子音子音+母音」のパターンで、でも(a)ではなく (ɔɔ)を入れるパターンがあるんです。

こちらは限られた子音になるので、先ほどよりは覚えやすいかなと思います。

ルールと例単語はこちら
>>もう1つの二重子音2 母音を発音する子音の並びと声調ルール

タイ語の例外 รが付いた時の特別ルール

さらに「子音子音+母音」の形で、2つ目の子音が が付いた時の特別ルールがあります。

子音の音自体が変化するパターンと、発音しないのに出てくるパターンです。

似たようなルールで4パターンまとめました。
>>子音รが付く単語の読み方4つの特別パターン 単語例と声調

末子音รが付いた時の特別ルール

まだまだあります例外ルール。

続いては、末子音として が付いた時の例外ルールです。

なんだかおかしいな?と思ったら特別ルールだった、なんてことが本当に次から次へと出てきます。

末子音 の発音変化はこちら
>>末子音รが付く特別ルール 母音が変化するパターンの単語例

รรとรรมの特別な読み方

またもや の出てくる特別パターンです。

は頭子音としても末子音としても使いますが、รร รรม と続いた時は特別な読み方があります。

はなかなかの曲者ですね。

どういうことか、こちらにまとめました。
>>タイ語の読み方 รรと続いた単語の特別ルール 声調と単語例

このルールも結構な頻度で使われている綴りなので、例単語と合わせて覚えてしまいましょう。

子音を省略するケース

これまでは、見えない母音があったり変化したりしましたが、今度は見えない子音です。

タイ語の単語は「子音+母音」または「子音+母音+末子音」ですが、これを1つの音節として、2つ以上の音節で1つの単語ができていることも多いです。

そんな時に出てくる特別ルール。

詳しくはこちらをどうぞ。
>>末子音と頭子音が同じ音の場合に省略できる特別ルールと単語例

タイ語の特別ルール 例外の代表単語とは

これらの特別ルールのどれにも当てはまらない例外の単語があります。

その代表格と言えば

ไทย

でしょう。

そう、タイ語のタイ、国名のタイ。
これで、タイ(thai)と読みます。

ไท でも ทัย でもなく ไทย なんですね。

なぜかは分かりません。
なんとなく、2字だと短すぎるからかな?とか、ไทย の方が見た目がカッコいいからかな?と勝手に思っています。

国名が国語のルールから外れて例外になっているというのが面白いですね。

私の知る限り、これに似たような単語はありません。
この単語だけの、特別なスペルです。

ちなみにきっちりと「タイ国」と言う時は、「国」という意味の ประเทศ(pratêet)を付けて、ประเทศไทย(pratêet thai)となります。

日本だと ประเทศญี่ปุ่น(pratêet yîipùn)ですね。

「街、都市」という意味の เมือง(mʉaŋ)を付けて เมืองไทย(mʉaŋ thai)、เมืองญี่ปุ่น(mʉaŋ yîipùn)と言うこともあります。

タイ語の読み方 特別ルールと例外単語を集めてみました まとめ

私も書きながら、何が何だか分からなくなってきました。

良く見るとどれも「二重子音」と呼べますよね。

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