タイ語の繰り返し記号と省略記号の使い方と名称

タイ語の文章にも繰り返し記号や省略記号を使うことがあります。

新聞やニュースを見ていると出てくることが多いです。

今回は、タイ語の繰り返し記号と省略記号の名称と使用例をご紹介します。

タイ語の繰り返し記号とは

日本語では「日々」「延々と」「佐々木さん」など同じ漢字が続く時に” 々 “という繰り返しの字を使いますよね。

同字点(どうのじてん)と呼ぶそうです。今知りましたw

タイ語の場合は、同じ文字の繰り返しではありませんが、同じ単語の繰り返しで使う省略記号があります。

それが

です。
タイ語では ไม้ยมก(mái yámók)という名称です。 

タイ語の繰り返し記号の使い方1

タイ語の繰り返し記号の使い方は例えば

タイ語読み方意味
จริงๆjiŋ jiŋ本当に
มากๆmâak mâakとても
เล็กๆlék lék小さい
บ่อยๆbɔ̀ɔi bɔ̀ɔi頻繁に
ค่อยๆkɔ̂ɔi kɔ̂ɔiゆっくり 徐々に
อื่นๆʉ̀ʉn ʉ̀ʉnなどなど/その他いろいろ

という感じで強調したい時に使います。

อร่อยมากๆ ⇒とてもとても美味しい
รองเท้าเล็กๆ ⇒小さい小さい靴

タイ人は話す時に単語(形容詞)を2回繰り返して強調することがあるんだよ。

日本語で言えば「めちゃめちゃ」とか「小さい小さい」って感じかな。

必ず繰り返し記号を使わないといけないというわけではないので、เล็กเล็กと単語をそのまま2回書くこともあります。

タイ語の繰り返し記号の使い方2

タイ語で形容詞を強調するときに2度繰り返しますが、名詞を繰り返して複数を表すこともあります。

そんな時にもこの繰り返し記号 を使うことができます。

เพื่อน(pʉ̂an)=友達
เพื่อนๆ(pʉ̂an pʉ̂an)=友達(複数の)
เด็ก(dèk)=子供
เด็กๆ(dèk dèk)=子供たち
かと言って、単体で使うと必ず1人を表しているとは限りません。

また、どんな名詞でも複数形として使うというわけではないので、会話に慣れるまでは使う状況が分かりにくいかも知れませんね。

タイ語の省略記号とは

続いてタイ語の省略記号について。

とても長いことで有名なバンコクの正式名称をご存知ですか?

กรุงเทพมหานคร…

と続くわけですが(今回は割愛します)、毎回長い正式名称を書くわけにはいかないので、殆どの場合、

กรุงเทพฯ

と記載されます。

この、กรุงเทพฯ の最後に付いている

が省略記号です。

タイ語では、ไปยาลน้อย(paiyaan nɔ́ɔi)と言う名前です。

バンコクの名称のように、長い単語を省略して書く時に使います。

タイ語の省略記号を使った例

省略記号は長い名称などに使われることが多く、ニュースや新聞でも使われます。

例えば

県知事
ผู้ว่าราชการจังหวัด(phûuwâa râachakaan jaŋwát)
 ⇒ ผู้ว่าฯ 
首相
นายกรัฐมนตรี(naayók rátthamontrii)
 ⇒นายกฯ 
などのように使います。

また、文章内で、

ฯลฯ
と書かれていると、「~などなど」という意味で、และอื่นๆ(lɛ́ ʉ̀ʉn ʉ̀ʉn)と読みます。

英語の ,etc. と似たような使い方ですね。

タイ語の繰り返し記号と省略記号の使い方と名称 まとめ

他にもタイ語の省略として、頭子音だけとってイニシャルで表すことが多いですが、今回は記号を使った省略方法と繰り返し記号でした。

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