タイ語の声調4‐2 低子音の声調ルールと単語例

タイ語の声調ルール、低子音グループの例の単語をあげていきます。

低子音の声調ルールがまだの場合は先にこちらから▼
>>タイ語の声調4 低子音の声調ルール 母音と末子音の組み合わせ

子音の低子音グループの声調ルール一覧

低子音字のグループは

(kh) ฅ(kh)※廃字 (kh) (ŋ) (ch) (s) (n) (y) (th) (th) (n) (th) (th) (n) (ph) (f) (ph) (m) (y) (r) (l) (w)(l)(h)

の24字(内1字は廃字)でしたね。

声調ルールを、長母音、長母音+末子音、短母音、短母音+末子音と一覧に分けてみました。

一番右列の上音(เสียงจัตวา sǐaŋ jàtawaa)は殆ど無いので(私が習ったタイ語本では、この声調はありません)あまり気にしなくていいと思います。

注意するのは、末子音がกบดの時とそうでない時。
声調記号と声調の関係も、中子音や高子音のグループとはガラリと変わっています。

低子音の単語で練習してみよう

低子音を使った単語を声調別にまとめてみました。

日常会話で使う単語を中心にピックアップしています。

声調記号なし 長母音+末子音

低子音+長母音+末子音の場合の単語です。

長母音+末子音がกบดの場合は声調は下声 âa (เสียงโท sǐaŋ thoo)、長母音+末子音กบด以外は 平声aa(เสียงสามัญ sǐaŋ sǎaman) です。

長母音+末子音กบด長母音+末子音กบด以外
โล(lôok) 世界ลื(lʉʉm) 忘れる
ทอ(thɔ̂ɔt) 揚げるยื(yʉʉn) 立つ
รี(rîip) 急ぐลอ(lɔɔŋ) 試す
มื(mʉ̂ʉt) 暗いทา(thaaŋ) 道
ญาติ(yâat) 親戚โย(yoon) 投げる
มี(mîit) ナイフยา(yaai) おばあさん
ภา(phâap) 絵วา(waaŋ) 置く
ชอ(chɔ̂ɔp) 好きเณ(neen) 子供の僧
ลู(lûuk) 子供แม(mɛɛw) 猫

これは低子音類の特徴ですね。

このルールが適用される単語は日常単語にもかなり多いです。

声調記号 ่が付いた場合の下声(เสียงโท sǐaŋ thoo)

では、長母音+末子音กบด以外の単語で下声 âa(เสียงโท sǐaŋ thoo)になる場合はどうなるでしょう。

その場合は声調記号 (ไม้เอก máai èek)が付きます。
例えば、

แม่(mɛ̂ɛ) 母แน่(nɛ̂ɛ) 確かに
พ่อ(phɔ̂ɔ) 父เล่น(lên) 遊ぶ
ชื่อ(chʉ̂ʉ) 名前เช่น(chên) 例えば

この辺りからややこしくなってきますね。
別の表にしてみました。

声調記号単語のつくり声調
なし長母音+末子音無しaa 平声(เสียงสามัญ sǐaŋ sǎaman)
長母音+末子音กบด以外aa 平声(เสียงสามัญ sǐaŋ sǎaman) 
長母音+末子音กบดâa 下声(เสียงโท sǐaŋ thoo)
声調記号 長母音/短母音+ 末子音กบด以外âa 下声(เสียงโท sǐaŋ thoo)

声調記号なし 短母音または短母音+末子音

低子音+短母音または短母音+末子音の場合の単語です。

末子音が無い場合と、末子音がกบดの場合の声調は高声 á (เสียงโท sǐaŋ thoo)、 末子音กบด以外は 平音a(เสียงสามัญ sǐaŋ sǎaman) です。

末子音กบด末子音กบด以外
(nók) 鳥(l) 下りる
คิ(khít) 思う(th) 旗
รั(rák) 愛してる(khon) 人
ซั(sák) 洗う(ŋŋ) 混乱する
(mót) 蟻ยั(y) まだ
วั(wát) お寺วั(wan) 日

声調記号 ้ の高声(เสียงตรี sǐaŋ trii)

低子音に声調記号 ้(ไม้โท máai thoo)が付いた時は長母音/短母音共に高声(เสียงตรี sǐaŋ trii)は、á/áa という高いトーンになります。

短母音+末子音がกบด または末子音無しの場合は、声調記号無しで á と高声(เสียงตรี sǐaŋ trii)になるので、この声調記号が付くのは必然的にกบด以外の末子音となります。

ทิ้ง(thíŋ) 捨てるล้ม(lóm) 倒れる
ร้าน(ráan) お店ช้อน(chɔ́ɔn) スプーン
ล้าง(láaŋ) 洗う、すすぐซื้อ(sʉ́ʉ) 買う
ร้อน(rɔ́ɔn) 暑いช้าง(cháaŋ) 象
ร้อง(rɔ́ɔŋ) 泣くน้ำ(nám) 水

タイ語の声調4‐2 低子音の声調ルールと単語例 まとめ

低子音類が最も混乱してくるところだと思いますが、単語を覚えつつ声調ルールを覚えていくと、そのうち身に付いてくると思います。

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